ARTISTS

それぞれの武器を手にとって。プロテストするアート Luckyleg

Thai

1991 -

攻撃的でエキセントリックな雰囲気を持ったアーティスト、Luckyleg。
ストリートからギャラリーに至るまで、様々な場所においてアートワークを展開しています。政策に対する疑念について、軍服を思わせる特徴的な色彩で描く彼の作品についてご紹介します。

Luckylegの作品コンセプト

過去から将来に至るまで、改革、組織化、改善、紛争などを処理していく政策。それらは説得力があるように感じられるが、体制に従って行動するように人々を洗脳する宣伝手段として機能する。それらは人々に、より質の高い生活、現代性、出世、そしてさまざまな権利について空想させている。これは現在の政治情勢における現実を反映しており、実際には人々は道に迷ったように感じている。これは宣伝されたプロパガンダとは矛盾した状況だ。

彼はアナロジーと暗喩を使い、現在の状況に置かれた人々のストーリーを語るために、概念を既存の言葉やイメージとは反対のポスターに変換しています。記号論、想像力、そしてコンセプトを通して、政治的抑圧、拘束、嫌がらせ、制限、欺瞞などの下にある人々の歴史を語ります。

Luckylegの作品

  • REFORMATION
    Oil and acrylic on canvas
    160x130 cm
    2018

食品、農業、バイオテクノロジー、健康、医療、電子制御システム、デジタルネットワーク、人工知能、クリエイティブ産業などの分野が協力することで達成される新しくより良い未来を提唱した政策 “Thailand 4.0” がモチーフとなっているようで、人物たちはそれぞれの手にその職業を思わせるアイテムを持っており、頭に装着したヘッドマウントディスプレイで理想の未来をバーチャルで見せられながら、さまようように同じ方向へと歩く姿が皮肉を込めて描かれています。この中で唯一ヘッドマウントディスプレイを装着していないのは、中央に描かれた画家だけです。これは作家自身を表しているようです。

  • Freedom of artist
    Oil and acrylic on canvas 150x100 cm
    2018


この作品では、筆を持った画家、マイクを持った演説者、そしてギターを持ったミュージシャンが描かれています。それぞれが手にしたものを使って、政治に対する批判や社会で起きている状況を訴えようとしています。

ストリートアート

彼の創作の源はストリートにあるようです。ウォールペインティングされた同テーマの絵は、街の風景の中に溶け込み、景色そのものが作品の一部として機能しています。

作家プロフィール

Luckyleg
タイ出身 1991年生

展覧会
2019
- Art Group Exhibition “Speker Shop ” At Kalwit Gellery Bkk
2015
- Art Exhibition The Sis “67 Richter” BFA of Faculty of Panting Sculture and Graphic Arts Gellery
At Sillakorn University
- Art Exhibition “nguyen” Thai-Vietnum Artist At Tadu contemporary art gallery bkk 2557
- Art Exhibition 2+3=1 brown sugar
- Art Exhibition “zodiac” lungrang bar bkk
- Art Exhibition “ Thai Footpath Art Competition (Auntist) , (Sina
Exhibition)” At WTF Bar & Gallery bkk
2012
- Art Exhibition “raelmita” At Faculty of Panting Sculture and Graphic Arts Gellery At Sillakorn University
Wittayawiroj Solo
Current work period in the last 2 years Interested in creating a society that has a social reflection, political, human rights, criticism in the form of street art and music (rap)


文責: neu