フィリピン大学 / パトリック・D・フローレンスへの助成

当財団では、フィリピン大学バルガス博物館が主催する「Displace Embody 」に対して、助成を行います。以下の展示会の実施を支援する予定であり、詳細は次の通りです。

パトリック・D・フローレスがキュレーションするこの展覧会は、UP Vargas MuseumはAura Contemporary Art Foundationとのパートナーシップにより、身体、種、空間がどのように制約を変化させていくのかを考察し、同時に緊張かつ遊び心ある方法で展覧会「Displace, Embody」を開催します。フィリピンとタイの間で行われたこのプロジェクトは、主観で定められた一般的なボーダーラインや制約がもたらす問題を認識し、’場所と方向’を意味する「trans」と’抵抗’を意味する「dis」の接頭辞は、これらの条件を探究することを促しています。

このプロジェクトは、国境を越えた性産業の肉体を商品化することを通して、奇妙さの目に見えないものを理解し、視覚化することから、外来植物と共に動物の比喩を用いて、地域の子守歌を通して移動することの意味を構築すること、そして現在の世界の動植物や物質を通して、生態学における不適合に至るまで、様々なジェスチャーの中で明確に表現されます。これらはいずれも、あらゆる規制や一般化に対する「奇妙」や「横断」という条件を通して、支配力に立ち向かうテクニックだと考えています。